進化したARROWS Xの実力を披露――富士通が「ARROWS X F-02E」体験会を開催(1/2 ページ)
富士通が、NTTドコモの2013年春モデルとして発売される「ARROWS X F-02E」の体験会を開催。進化した1630万画素カメラや5インチフルHDディスプレイの実力をデモを通してアピールした。
富士通が1月25日、NTTドコモの2013年春モデルとして発売予定の最新モデル、「ARROWS X F-02E」の体験会を開催した。従来モデルから大きく手を加えたカメラ機能や、フルHDのディスプレイ解像度を生かした動画再生機能、apt-X対応のBluetooth機能、1.7GHz動作のTegra 3を生かしたゲームなどを実際に体験することができた。
ARROWS X F-02Eは、NVIDIAのクアッドコアプロセッサー「Tegra 3」1.7GHzを採用した、ドコモ向けARROWSシリーズの最上位モデルだ。ディスプレイはこの春の先端トレンドである5インチのフルHD(1080×1920ピクセル)で、カメラには1630万画素裏面照射型CMOSを採用。富士通独自の指紋センサーを搭載するほか、IPX5/8の防水性能とIP5Xの防塵性能を持つなど、フラッグシップモデルにふさわしいスペックをまとった。
F-10Dのイメージを継承するボディ
ARROWS X F-02Eは、最近のAndroidスマートフォンとしては珍しく、BlackとWhiteの2色での展開となる。ボディカラーに派手さはないが、男女ともに広く支持されるよう、Blackはマットな質感に、ホワイトはパールを入れた美しい色合いに調整しているという。外観は、ARROWS X F-10Dと似た、角がカットされたデザインを継承しつつ、ARROWS V F-04Eと同じように、背面から側面にかけて緩やかな曲線を取り入れ、ARROWSシリーズでの統一感がある。
5インチのディスプレイを搭載しながらも、ボディの幅は69ミリに抑えられており、手の中での収まりはいい。想像以上に大きさを感じないデザインだ。
富士通独自のホーム画面「NX!ホーム」
ドコモのAndroidスマートフォンは、操作性を統一するため、各機種に共通の「docomo Palette UI」がプリインストールされており、初回起動時にメーカー独自のユーザーインタフェースと、どちらを利用するか選ぶようになっているが、店頭で初期設定をする際に、docomo Palette UIに設定されることも多い。しかし、ARROWS X F-02Eで指紋センサーやプライバシーモードを活用しようと思うと、NX!ホームを利用しないと使えない機能もある。docomo Palette UIの方が慣れていて使いやすい、という人もいるかもしれないが、購入後はぜひ設定を確認して、NX!ホームを設定するようにしたい。UIの変更は「設定」から「ディスプレイ」を開いたところにある。
大きく変わったカメラ
これまで、富士通製Androidスマートフォンのカメラは、細かな設定メニューがあることなどが特徴だったが、ARROWS X F-02Eでは、起動速度や心地よい撮影感を重視し、カメラ周りのユーザーインタフェースを大きく変更した。今回の内覧会ではこの部分を大きく強調した展示を実施。シャッターを切るだけで最適な設定で写真が撮れることをアピールした。
1630万画素の裏面照射型CMOSの実力を披露すべく、会場には暗幕で囲まれた撮影スペースも用意してあり、ARROWS X LTE F-05Dとの写りの違いが確認できた。ARROWS X LTE F-05Dでも、暗所での撮影は出来るが、シャッター速度が遅めで手ブレしやすいほか、暗い背景に合わせてお皿の上の料理が白く飛んでしまうが、ARROWS X F-02Eでは背景と料理のどちらもきれいに描写しているのが分かる。
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