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News 2001年5月31日 08:28 PM 更新

アジア・グローバル・クロッシング,ブロードバンド接続サービスに本格参入

アジア・グローバル・クロッシングは,法人向けのブロードバンドネットワーク接続サービスを,日本で積極展開すると発表した。同社はその競争力強化に向け,国際専用回線や高速インターネット接続のサービス利用料金を大幅に引き下げている。

 アジア・グローバル・クロッシング(AGC,Nasdaq:AGCX)は5月31日,日本における法人向けブロードバンド接続サービスに本格参入すると発表した。これに伴い,同社ではインターネット専用接続サービスや国際専用線サービスの料金を,最大で60.9%引き下げる。

 同社は従来,主に通信キャリアやISP向けに,国際専用線などのインフラを提供するサービスを行ってきた。今後はアジア・グローバル・クロッシング・ジャパン(AGCJ,本社・東京,社長=ダリル E. グリーン氏)を通じて,同社自身が法人向けに高速ネットワーク接続サービスを提供する。

 すでに3月末に開始しているインターネット専用接続(DIA=Dedicated Internet Access)サービスに加え,6月からはATMサービスとフレームリレー(ATM/FR)サービスの提供を開始する。AGCJでは,こうしたサービスを通じ,今年中に200社の法人顧客を獲得する計画だ。同社は現在,DIAサービスで10数社の法人顧客を抱えているという。

 他社との競争力を高めるため,同社では国際線専用サービスやDIAサービス,ATM/FRサービスの大幅な料金改定や,キャンペーン価格の設定を行っていく。たとえば,10Base-Tによる10Mbpsのインターネット専用接続サービスでは,月額69万8000円の利用料金を,7月末まで契約した顧客を対象に,同49万8000円で提供する。同社では,VoIPやビデオカンファレンスなど,広い帯域幅を必要とするインターネットの利用を考えている法人顧客を,主なユーザー層と想定していると言う。

 一方,国際専用線サービスでは,たとえば,利用の多い東京−ロサンジェルス間のサービスを,45Mbpsでは月額1628万円から同636万円に引き下げ(-60.9%),7月末までは,さらにキャンペーン価格として596万円に割引する。同社では,1.5Mbps(T1)から622Mbps(STM-4)までの国際専用線サービスを提供している。

ケーブルの増設増速で価格引下げ余力

 AGCJのグリーン社長は,今回の料金改定について,「ケーブルの増設増速によって,低コスト化の効果が現れてきたため」と説明する。

 80Gbpsの海底ケーブルを最初に敷設するのに12億ドルかかったとして,それをさらに80Gbps分,帯域幅を広げるためのコストは,「最初の敷設の10-15%分程度しかかからない」(同)。AGCが進める光ファイバーケーブルの敷設が予定通り進んでおり,その結果,利用料金の引き下げ余力が生まれてきたというわけだ。

 同社自身が接続サービスビジネスに直接,乗り出すことについて,同社のインフラを利用している国内の通信キャリアやISPからの反発も予想される。だが,グリーン氏は,AGCJ自身が日米間の海底ケーブルなどのインフラサービスを正規の価格で購入しており,「AGCJが自社サービスのために,特別安く買っているわけではない」と言う。進歩的なキャリアであれば,(サービスや価格のメリットを)「ドライに判断してくれるはず」(同)と,影響はないとの見方を示した。

 AGCの進めるアジア地域でのネットワークの構築について,グリーン氏は「香港ではすでに終わっており,台湾ももう少しでサービスが開始される。韓国でも光ファイバーの陸揚げなどは完了している」と,順調に進んでいることを強調した。

関連リンク
▼ アジア・グローバル・クロッシング

[中川純一, ITmedia]

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