ゲオのレトロゲーム販売がみせた劇的な復活劇 店舗10分の1で売上1.4倍の秘密とは?(3/4 ページ)
機種ごとに棚は分けず、古い機種はレトロゲームで一括り。パッケージのない中古ゲームソフトはビニール袋に入れて壁にぶら下げ、「ゲームボーイ」や「PSP」などの小型ハードはショーケースを使って際立たせる。棚の下のほうには据え置き型のハードを並べた。
もともと効率化を図るためにレトロゲームの取り扱いを休止した経緯もあり、そのノウハウも生かして現行機や新作ゲームからの導線も整えた。一見、整理されているように見えて、よく見ると雑多。でも好きな人にとっては宝の山という、効率的で雑多なコーナーができた。
これは「ドン・キホーテ」などの成功で注目を集めた、いわゆる「圧縮陳列」(天井あたりまでぎっしり雑多な商品を陳列する手法)に近いのかもしれない。利用客に掘り出し物がありそうな印象を与え、滞在時間を長くして、購買欲も刺激する。ついつい予定していなかったものまで買ってしまうタイプの陳列だ。
そしてゲオは全国で買い取りを行いつつ、販売する店舗を限定しているため1店舗あたりの在庫は豊富。利用客にしてみれば、回転が速い中古ショップはいつ訪れても新しい発見がありそうに思えるだろう。時流に乗った施策と消費者心理を考えた店作りが売上アップにつながったといえそうだ。
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