荻窪圭のデジカメレビュープラス
新型iPhoneに搭載されると噂の「可変絞り」、その効果とは?(4/4 ページ)
分かりやすいところで、35mmフルサイズセンサーのカメラに24mmのレンズを付けてF4.0、F8.0、F16の3つで撮り比べてみた。ボケが出やすいよう、近距離にある花にピントを合わせてある。絞り値によってピントの合う範囲が広くなり(深くなり)、背景のボケ具合も弱くなっていくのがよく分かる。
なぜ24mmにしたのかというと、スマホの広角カメラの画角がちょうどそのくらいだから。
同じ位置でiPhone 17 Proの広角カメラで撮ったのがこちらだ。
24mm相当でレンズはF1.8なのだけど、背景のボケ具合としては、F8.0のときと同じくらいか。
その秘密はセンサーサイズにある。35mmフルサイズに比べてすごく小さなセンサーで、35mmフルサイズの24mmと同等の画角なので「(35mm判換算で)24mm相当」といっているけれども、実際のレンズの焦点距離は6.8mmなのだ。
もし、スマホカメラが「絞り機構」(可変絞り)を搭載するとしたら、1)と2)の2つが理由となるわけだが、日常的にスマホカメラを使ってる経験からすると、ボケを抑える(2)よりは、シャッタースピードを抑える(1)時の方が有効かなと思う。
特に本格的に動画を撮る時は、屋外でのシャッタースピードを抑えて動きを滑らかに表現できる絞り機構搭載はうれしいはず。搭載されるならそっちが重視されてるのかも。
Androidでは現行機に受け継がれなかった絞り機構
実は絞り機構を搭載するスマホカメラは初めてじゃない。
かつて韓国Samsung Electronics(サムスン電子)が「Galaxy S9」(18年発売)と「S10」(19年発売)で、中国のXiaomiが「Xiaomi 13 Ultra」(23年発売)で2段階切替の絞りを、「Xiaomi 14 Ultra」(24年発売)で本格的な可変絞りを搭載してるけど、現行機種には受け継がれなかった。
今回、噂通りに絞り機構が搭載されるとしたら2段階切替(これだと単純な機構で済む)か、本格的な羽根絞りになるか分からないけれども、9月10日午前2時に答えは出る。さてどうなるか。
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