小寺信良のIT大作戦

カメラのないAIグラス、「RayNeo iO」はどこまでやれるのか 盗撮疑惑とは無縁になるが機能面は?(2/5 ページ)

 両レンズ部分にディスプレイが仕込まれている。位置はやや上側に寄せていて、表示範囲も縦が短い。情報を読む際には、ちょっと視線を上に向けるといった格好になる。

ディスプレイ部は細く、やや上側にある

 テンプルの先端が太くなっており、おそらくこの部分にバッテリーや基板部などがあると思われるが、テンプル自体は航空宇宙グレードのチタン合金で、一見するとただのよくあるメタルフレームのように見える。この中におそらくフレキケーブルが通っているのだろう。

テンプル先端が太くなっている

 充電ポートは両レンズのブリッジ部分にある。標準で付属するのはクリップ型の充電アダプターだが、メガネケース内にバッテリーを搭載し、ケースに入れるだけで充電可能な「RayNeo iO用充電メガネケース」も販売されている。

ケースに戻すだけで充電される 「RayNeo iO用充電メガネケース」

 防塵・防滴性能はIP54で、重量は約33gとかなり軽量だ。一般的なメガネよりは多少重いが、長時間装着していても苦にならない。また鼻あてもフレーム一体型ではなく微調整可能だ。ただテンプル部はほとんど「しなり」がないので、掛け心地は多少硬めである。それでもフレームにカメラもLEDライトもなく、普通のメガネに見える。

鼻あての当たりも柔らかい

 ただ、このメリットが発揮されるまでにはまだ少し時間がかかりそうだ。AIグラスによる盗撮問題は主に米国や中国で訴訟などが起こされているものの、日本ではAIグラス自体がまだそれほど普及していないこともあり、問題自体があまり認知されていない。だがユーザーが増えれば、海外同様の問題が顕在化してくるだろう。その時に、普通のメガネに見える、撮影機能がないというメリットがどれぐらいなのか、正確に分かるはずだ。

 外見から普通のメガネと違うということに気づく部分が、右のヒンジ部分に取り付けられたリューズだ。これを押して機能表示、回転で機能選択、といった使い方になる。またAIに対するコマンド入力画面は、「OK RayNeo」といったウェイクワードで起動するが、リューズの2回押しでも同様に起動する。

ヒンジ部にリューズがあるのが唯一AIグラスらしいところ
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