米マサチューセッツ工科大学(MIT)が、24時間血圧を監視できるウェアラブルな血圧計を開発した。
このウェアラブル血圧計は手首と人差し指に装着し、精度は従来の血圧計と同じという。従来の血圧計が一時的なデータしか測定できないのに対し、数時間あるいは数日付けていられるため、ずっと血圧をモニタリングできると、開発を率いたMITの工学教授ハリー・アサダ氏は述べている。
今回の最新の試作機はシャープと共同開発した。従来の血圧計とは違ってバンドで腕を圧迫するのではなく、動脈に沿った2点で脈派伝播速度を測り、そこから血圧を計算する。集めたデータは無線信号またはワイヤレスインターネット経由で送信できる。動力は、腕時計の電池と同じくらいのサイズの電池でまかなう。
アサダ氏の元生徒が立ち上げたCardioSignという企業がこのデバイスの商品化を進めており、5年以内に市販できるかもしれないという。
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