「チーズバーガー1個」と「Google検索1万5000回」の二酸化炭素排出量は同じ――Googleがこのようなデータを公表し、自らのエネルギー効率の高さを強調している。
Googleは今年1月、Google検索1回当たりの二酸化炭素排出量は約0.2グラムだというデータを発表した。「Google検索1回につき、二酸化炭素が7グラム排出される」とする論文に反論するためだった。しかし、この数字ではネット検索の環境への影響を大局的にとらえにくいとして、日々の活動や商品の二酸化炭素排出量とGoogle検索を比較するデータを新たに公表した。
活動 | Google検索の回数 |
---|---|
日刊紙(100%再生紙) | 580回 |
オレンジジュース1杯 | 1050回 |
EnergyStar規格の食器洗い機を1回運転 | 5100回 |
平均的な米国産車で5マイル(8キロ)走行 | 1万回 |
チーズバーガー1個 | 1万5000回 |
平均的な米国家庭が1カ月に使用する電気 | 310万回 |
Googleは、自社のデータセンターの消費電力を50%以上削減し、同社データセンターの消費電力は業界平均の半分以下だと述べている。Googleで検索を1回実行する間にユーザーのPCが使用するエネルギーの方が、Googleのデータセンターが検索結果を返すのに使うエネルギーよりも多くなるだろうと同社は主張している。
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