米Adobe Systemsは、Adobe ReaderとAcrobatの脆弱性修正パッチを四半期ごとに定期的に公開する方針を決めた。セキュリティ責任者のブラッド・アーキン氏が5月20日のブログで明らかにした。
Adobe ReaderとAcrobatをめぐっては、今年に入ってゼロデイの脆弱性情報が社外で公表されるケースが相次ぎ、問題を悪用した不正なPDFファイルも出回った。PDFを使ったターゲット攻撃の急増も報告されている。
Adobeはこの問題をきっかけに話し合いを重ねた結果、セキュリティ問題への対応を強化するため社内の態勢を見直すことを決めたという。
四半期に1度の定例パッチ配布は今夏から開始予定。サポート期間内にあるAdobe ReaderとAcrobatの全バージョンとプラットフォームが対象となる。
パッチの公開日はユーザーの要望を取り入れて、Microsoftの月例セキュリティアップデート公開(毎月第2火曜日)に合わせ、同じ日にAdobe ReaderとAcrobatのアップデート公開を予定している。
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