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米年末商戦、オンライン売り上げは8%増の見通し

» 2009年11月05日 07時00分 公開
[ITmedia]

 2009年の米年末商戦は、小売業界全体の売り上げは伸びないが、オンラインショッピングの売り上げは8%増加する見通しだ。米調査会社Forrester Researchが11月2日に報告した。

 同社の予測では、2009年11月から12月にかけての年末商戦のオンライン小売り売上高は、前年比8%増の447億ドル。金融危機の余波を受けた2008年の年末商戦は、オンライン売上高の伸びは5%にとどまった。これに対し、全米小売業協会の予想では、年末商戦の米小売業界全体の売上高は前年比で1%減少する見込みという。

 「不況の影響は長引いているが、オンラインは依然として小売業界の成長エンジンだ」と同社は述べている。また同社は、2009年の年末商戦は前年とは違って、オンラインストアは売り上げを追求するよりも、利益率の向上を目指すだろうとしている。例えば、期間限定や数量限定のセールを実施する一方で、全体的には値引を抑えるといったやり方や、無料配送の削減などが考えられるという。

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