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Microsoft、BingにWolfram|Alphaのアルゴリズムとデータを採用

» 2009年11月12日 07時57分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは11月12日、検索エンジン「Bing」で「Wolfram|Alpha」のAPIを採用し、一部のジャンルの検索結果にWolfram|Alphaの検索結果を統合したと発表した。

 Wolfram|Alphaは理論物理学者のスティーブン・ウルフラム氏が開発した検索技術。Webではなく、Wolframが保有・更新し続けているナレッジデータベースをアルゴリズムや自然言語解析などを活用して検索する仕組みだ。

 MicrosoftはWolfram|Alpha APIを利用することにより、Wolfram|Alphaのアルゴリズムとデータベースに直接アクセスし、検索結果に反映させる。まずは栄養・健康・数学の分野で統合を開始する。

 例えば、肥満度を判定する1つの基準であるBMI(Body Mass Index)をBingで検索すると、検索結果に身長と体重を入力するオプションが表示され、入力して「Calculate」ボタンをクリックすると、そのページでBMIの分析結果が表示される。

bing

 このほか、食品の成分情報やカロリー計算、高度な数学の計算結果などにWolfram|Alphaのコンテンツが反映される。これらの機能は向こう数日のうちに利用できるようになる。

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