米Googleは1月12日、オンラインオフィススイート「Google Docs」にオンラインストレージを追加すると発表した。向こう数週間のうちに、あらゆるフォーマットのファイルをGoogle Docsフォーマットに変換せずにそのままアップロードできるようになる。
Google Docsは従来、Word、Excel、HTML、テキストファイルなどをアップロードできるが、これらはGoogle Docsのフォーマットに変換される。またアップロードできるファイルの最大サイズは1ファイルにつき500Kバイトまでだった。新たなストレージサービスでは、上限250Mバイトのファイルを、フォーマットを問わずアップロードできる。1Gバイトまで無料で、1Gバイト当たり年額25セントで追加できる。
10月に追加された共有フォルダにアップロードすれば、設定したメンバーでファイルを閲覧・ダウンロードできる。また、アップロードしたファイルはGoogle Docsのドキュメント同様に検索できるほか、ビューアで表示することもできる。
企業向け有料版の「Google Apps Premier Edition」では、「Google Documents List Data API」を使ってファイルの一括アップロードが可能だ。またサードパーティー製アプリを併用することで、Google Docsで複数のPCおよびMacとストレージでファイルを同期したり、ファイルを自動バックアップしたりすることが可能になる。Premier Editionでの追加ストレージ料金は、1Gバイト当たり年額3ドル50セント。
オンラインストレージサービスとしては、米Microsoftの「Windows Live Skydrive」(25Gバイトまで無料)、米Appleの「MobileMe」(20Gバイトまで年額99ドル)などがある。
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