AppleのiPadは、消費者の購入意欲をあまりかき立てていないようだ。同製品を購入する気のない人は5割に上ることが、米ショッピングサイトRetrevoの調査で明らかになった。
Retrovoの調査は、iPad発表前の1月16日と発表当日の27日に行われた。1000人以上を対象に、Appleのタブレットのことを聞いたことがあるか、購入したいかを聞いた。
16日の時点では、Appleタブレットを知っている人は約半数で、「購入したい」人は3%、「興味はあるが様子見」は19%、「買う気はない」人は26%だった。発表後は、iPadのことを知っている人は8割超に増えた。「購入したい」人は9%で、「購入に興味はあるがもっと情報が入ってから」は21%、「買う気はない」は52%と大幅に増えている。
また、「iPadは必要だと思うか」という質問に対しては、16日の時点では「必要ない」と答えた人は49%で、27日には61%と増えている。必要だと答えた人は3%から5%へと増えた。その一方で「分からない。もっと情報が要る」と答えた人がiPad発表前と発表後で30%から15%へと半分に減っている。iPadの発表後、十分な情報を得た人たちの大半は、iPadは必要ないと判断したようだ。
「130ドル余分に払って3Gモデルを購入するか」との問いに対しては、59%がノーと答えた。「購入する」は12%、「たぶん検討する」は29%だった。
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