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「TOKYO1週間」は休刊、「Hot-Dog PRESS」はオヤジ向けにWeb復刊

» 2010年03月24日 15時52分 公開
[ITmedia]

 講談社が発行する隔週刊情報誌「TOKYO1週間」と「KANSAI1週間」が、6月8日発売号で休刊する。「インターネットの登場などメディア環境の激変や読者のライフスタイルの変化により、情報誌ジャンルの市況は厳しく、やむなく休刊を決定した」としている。

 TOKYO1週間は1997年11月、KANSAI1週間は99年3月に創刊した。両誌ともエンターテインメント情報などを掲載する情報誌。ピーク時にTOKYO1週間が33万部、KANSAI1週間が35万部を発行していたが、直近はTOKYO1週間が7万8000部、KANSAI1週間が8万部に落ち込んでいた。

 同誌のTwitterアカウント「@tokyo1week」には、「あと5号です。編集部総力を挙げて作り上げていくので、みなさま、最後まで応援していただけたら、とても幸せです。まだまだ最後まで隠し玉満載でお届けします!!」というつぶやきも投稿。TwitterアカウントやTOKYO1週間のWebサイト「Web1週間」の今後の運用については未定だとしている。

photo Twitterアカウントも開設

 その一方で、若者向け情報誌「Hot-Dog Press」が3月25日にWebで復刊する。かつての読者だった40代男性を対象にした「OYAJI Hot-Dog Press」として期間限定で公開する。

 楽天が運営するインフォシークと講談社の共同企画。04年に休刊した同誌の旧編集部メンバーが中心になって制作したオリジナルコンテンツを配信する。「オヤジのための今堂々と読む恋愛ブック〜いまごろときめいてもいいですか?〜」や「妻になぐられても手に入れたい、危険な匂いのするクルマはこれだ」など、恋愛や趣味、ファッションなどのOYAJI向け読み物を掲載。「元来消費力のある世代である40代を刺激するとともに、草食化が進む若年層を盛り上げていく」という。

 6月30日までの限定。第1弾は25日、第2弾は4月22日に更新する。

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