3月26日午後4時半ごろ、東京・原宿の竹下通りで「有名人が来ている」などとデマが広がり、若者が殺到してパニックになった事件の一報は、Twitterでいち早く伝わった。ユーザーがTwitter連携のライブ動画・写真サービスを使って現地の様子を速報。リツイート(RT)で広がっていった。
「これは異常な状況だ」――原宿にオフィスを構えるIT企業・イオス社長・吉田悟美一さん(@SATOVI)は、オフィスのすぐ下にある竹下通りの異常を察知。iPhoneでライブ動画配信サービス「TwitCasting」を使い、午後4時半ごろから約15分間、竹下通りの様子をベランダから撮影した。
TwitCastingやUstreamなど個人が発信するライブ動画配信サービスは、1000人も同時視聴すれば多いとされるが、吉田さんの映像の視聴者数は「すぐに1000に達した」という。午後8時現在、録画を含めると約5万人が視聴。「Twitterの伝播力を実感した」と吉田さんは話す。
現場の様子を写真やテキストで伝えたユーザーも。IT関連の記事執筆などを手掛ける松村太郎さん(@taromatsumura)は、弟のgotaさん(@gotamat)が撮影した写真をTwitter経由でFlickrにアップ。Naokicks(@naokicks)さんは、パニック中と沈静化後の写真をtwitpicに掲載した。娘と現場に居合わせたという通販評論家の村山らむねさん(@murayamalamune)は「竹下通りの入り口は、両方向からの人でパニック状態」などツイート」していた。
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