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YouTube、ソーシャル機能「Google Moderator」を追加

» 2010年05月28日 13時06分 公開
[ITmedia]

 米Google傘下のYouTubeは5月27日、チャンネル主催者と視聴者のコミュニケーションを助ける機能「Google Moderator」を追加したと発表した。チャンネル主催者は同機能を利用することで、視聴者からの質問やアイデアを募ったり、投稿された質問やアイデア、動画に投票してもらうことができる。投稿は、テキストだけでなく動画でもでき、投票はリアルタイムで反映される。また、主催者や視聴者が不適切だと判断した投稿は削除できる。

 Google Moderatorは、Googleが2008年にApp Engineで公開したサービスで、会議や講演会の開催に当たってモデレーター(司会者)が事前に質問を把握するのを助ける目的で開発された。

 米New York Timesやスタンフォード大学など12の公式チャンネルが既にこの機能を利用している。例えばビデオレシピを提供しているFoodwishesでは、「ジョン(チャンネル主催者のシェフ)に作ってもらいたい夏のレシピは?」という議題でレシピを募っている。最も投票が多いレシピには投稿者の名前が付けられ、ジョンが作り方の動画を掲載する。現在62のレシピが投稿されており、469人が投票している。また、環境保護を目的とするNPO法人Green For Allは、メキシコ湾岸の原油流出事故に関して企業と政府はどうすべきかの意見を求めている。

foodwishes

 チャンネルにGoogle Moderatorを組み込むには、チャンネルページの「チャンネルを編集」の「モジュール」タブで「Moderator」を選び、質問や投票期間を設定する。設置したModeratorは、YouTube外のWebサイトやブログに組み込むことも可能だ。

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