iPad利用の主な目的はニュース速報や時事問題のチェック――。米ミズーリ大学のレイノルズジャーナリズム研究所は12月9日、このような調査結果を発表した。
この調査は、主に米国在住のiPadユーザー1609人を対象に、9〜11月の3カ月間に実施された。その結果以下のようなことが明らかになった。
- iPadの主な利用目的として最も多かったのはニュース速報や時事問題のチェックで84.4%だった。電子書籍、新聞、雑誌の購読が81.5%、Webブラウジングが80.8%、メール送受信が75.8%と続いた
- 4分の3以上(78.6%)のユーザーが1日30分以上、約半数(48.9%)が1時間以上、iPadでニュースを購読している
- 回答者のうち931人が現在紙の新聞を購読しているが、その中で1日1時間以上iPadでニュースを読んでいるユーザーの半数以上(58.1%)が向こう6カ月以内に紙の新聞購読をやめようと考えている
- 回答者の10人に1人が紙の新聞購読をやめてiPadでの電子新聞購読に切り替えた
- iPadでの有料ニュースアプリ購入やニュース購読について尋ねたところ、判断材料として最も多く挙げられたのは「紙版より安いか」だった。「使いやすさ」と「最低限でも紙版と同じコンテンツがすべて閲覧できること」も挙がった
回答者の8割が男性で、76.3%が大卒以上の学歴を持ち、55.6%が年収10万ドル以上、平均年齢は48歳だった。
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