富士通は5月18日、米Boeingと共同開発する「新航空機整備サービス」の実証実験にアラスカ航空が参加すると発表した。アラスカ航空は今年10月から開始予定の同サービスのパイロットユーザーとして、整備業務にかかる時間や運用コストの大幅な削減を目指す。
同サービスは自動的にバーコードや磁気カードなどのデータを取込み、内容を認識するAIT(Automated Identification Technologies・自動認識技術)を活用。航空機の部品や装備品、機材などに取り付けたAITデバイスから整備プロセスにおけるデータ(部品のシリアルナンバー、製造年月日、メンテナンス履歴など)を自動的に収集することで、部品適用状況や在庫状況を効率的に管理できるという。
富士通は今後、「アラスカ航空の要望を開発に取り入れながら、サービスの完成を目指す」としている。
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