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国士舘大学が学内ICTシステムを全面クラウド化、国内大学では初

» 2011年06月30日 12時26分 公開
[國谷武史,ITmedia]

 国士舘大学と日本マイクロソフトは6月30日、国士舘大学の学内ICTシステムをクラウドサービスに全面的に移行すると発表した。学内システムのフルクラウド化は国内の大学では初めてという。

 移行対象になるのは、入試管理や履修管理、eラーニング、学術リポジトリ、図書館、就職支援、財務会計、人事・給与など、学内で使用される業務システムや学生向けサービスのシステムで運用する約200台のサーバ。日本マイクロソフトが提供するWindows Azure PlatformやSharePoint Online、Microsoft Dynamics CRM Online、Live@eduに移行させる。

 既に4月から一部サービスの移行を開始しており、9月までに作業を完了する予定。これにより、国士舘大学ではホストコンピュータを廃止するなどで、約30%のICT関連コストの削減を見込む。同大学での年間のICT関連経費は約9億6000万円。

 また、クラウドサービスの特徴を生かした新たな学生向けICTサービスの提供も検討している。

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