「オリンピック見放題」で改造B-CASカードを販売か、不正サイトに誘導するスパム出現
トレンドマイクロは7月26日、「オリンピック全日程が見放題」と称する日本語のスパムメールが出回っているとして注意を呼び掛けた。不正に改造したB-CASカードを販売するWebサイトに受信者を誘導する。
同社によると、スパムメールの本文には、「全ての有料チャネルを視聴すると年間で40万円以上になるが、もし全て無料でみれるとしたら?」と記載して受信者を誘惑し、改造B-CASカードを購入できると称したオンラインショップサイトに誘導する。この不正サイトへは6月25日から7月25日までに、日本からだけで2500回以上のアクセスがあったという。
不正サイトでは名前やメールアドレス、購入枚数、郵便番号、住所、電話番号などの入力が求められるが、入力フォームにはHTTPSの暗号化通信を採用しておらず、ずさんな管理実態がみてとれるという。IPアドレスから不正サイトが香港のサーバに設置されていることも分かった。
B-CASカードをめぐっては、近年にカードのセキュリティ機能を不正に解除する方法がインターネット上に出回るなどの問題が表面化。6月には不正改造したB-CASカードを販売していた男が、不正競争防止法違反の疑いで京都府警に検挙されたほか、スカパーJSATやWOWOWなどが改造B-CASカードによる不正視聴に対して法的措置をとる方針を示している。
トレンドマイクロは、「犯罪行為に荷担する可能性のみならず、こうした違法業者の中には個人情報や金銭をだまし取り、商品を発送しない場合もある」と警告している。
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