サムスン電子は、9月4日(現地時間)に「GALAXY Note 3」を発表した。GALAXY Note 3はディスプレイに5.7インチで解像度が1080×1920ピクセルの有機ELを採用する。本体も79.2(幅)×151.2(高さ)×8.3(厚さ)ミリで、重さ168グラムと薄く軽いボディを実現した。その一方で、バッテリー容量は3200mAhとなって長時間動作を可能にしている。
ボディデザインは背面に柔らかいレザー風素材を採用してその周辺部に古いノートのようなステッチ加工を模したモールドを施すなど、従来のGALAXY Noteシリーズと異なるコンセプトを採用している。カラーバリエーションとしてジェットブラック、クラシックホワイト、ブラッシュピンクを用意するほか、本体カバーでさらに多彩なカラーバリエーションを用意する予定だ。
メインカメラは有効1300万画素のBSIセンサーを採用してオートフォーカスと手ブレ防止機能を備える。インカメラも有効200万画素で手ブレ防止対応のBSIセンサーを採用する。インカメラでもフルHD30fpsの動画撮影が可能だ。メインカメラとインカメラを連動したデュアルショット、デュアル録画、デュアルビデオ通話も利用できる。
S Penでは、「Action Memo」「Scrapbook」「Screen Write」「S Finder」「Pen Windows」など、紙のノートに近い挙動でデバイスを操作できる機能を拡張した。さらに、マルチウインドウ環境もサポートするほか、ドラッグ アンド ドロップモードをマルチウインドウ環境でも利用できるようにした。また、GALAXY S4で導入した複数のデバイスでファイルやゲーム、コンテンツ再生を共有できる「Group Play」も利用できる。
搭載するプロセッサーは、LTE対応モデルが動作クロック2.3GHzのクアッドコアタイプで、3G対応モデルが動作クロック1.9GHzのオクタコアタイプ(A15 1.9GHzとA7 1.3GHzの組み合わせ)とGALAXY S4と共通する。OSは、Android 4.3を導入。ストレージ関連では、システムメモリとして使うRAMを3Gバイト確保したほか、ユーザーエリアとして使う領域(国内キャリアの仕様ではROMと呼んでいる)として32Gバイト、または、64Gバイトを用意した。また、microSDスロットを備えて最大64GバイトのmicroSDXCを利用できる。
無線接続では、IEEE 802.11 a/b/g/n、そして、acに準拠した無線LANとBluetooth v4.0をサポートするほか、NFC、赤外線通信(リモコン操作のみ)、MHL 2.0も対応する。通信方式では、LTE対応モデルでCategory 4をサポートし、最大下り150Mbps、上り50Mbpsが利用できる。
GALAXY Note 3の主な仕様 | |
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通信方式 | 2.5G (GSM/ GPRS/ EDGE): 850/900/1800/1900MHz、3G (HSPA+42Mbps): 850/900/1900/2100MHz、4G (LTE Cat 4 150Mbps/50Mbps):6種類以上の帯域をサポート(出荷市場によって変更する) |
プロセッサ | LTEモデルでクアッドコア2.3GHz、3Gモデルでオクタコア1.9GHz(A15 1.9GHzとA7 1.3GHzの組み合わせ) |
ディスプレイ | 5.7インチ有機EL、1080×1920ドット |
OS | Andorid 4.3 |
メインカメラ | 有効1300万画素 BSIセンサー、オートフォーカス自動手ブレ対応ゼロシャッターラグ |
インカメラ | 有効200万画素 BSIセンサー、オートフォーカス |
接続規格 | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth v4.0、IR LED、NFC、MHL 2.0 |
センサー | GPS、ゼスチャー、コンパス、ジャイロスコープ、近接センサー、気圧センサー、温度センサー |
メモリ | ROM:32Gバイト、または、64Gバイト。RAM:3Gバイト |
外部メモリ | microSDスロット(最大SDXC64Gバイト) |
本体サイズ | 151.2(幅)×79.2(高さ)×8.3(厚さ)ミリ |
重さ | 約168グラム |
バッテリー容量 | 3200mAh |
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