Samsung、GALAXY Note II/Note 10.1 LTEや“スマート家電”をアピール:2013 International CES

» 2013年01月12日 03時07分 公開
[山根康宏,ITmedia]

 Samsungは新製品の数は少なかったものの、発売中のモデルとあわせスマートフォン、タブレットを大々的に展示。またカメラや白物家電との連携もデモされており、“スマートホーム”が実用性のある段階に入ったことを感じさせられた。

GALAXY Note IIやNote 10.1 LTEを出展

photo CES 2013のSamsungブース

 SamsungブースはスマートフォンやスマートTVを中心とした展示を行っていた。ブースの3分の1どを占めて展示されていたのがスマートフォンやタブレット。CES 2013で発表された新製品は1機種だけだったが、どの展示品も来場者から大きな注目を浴びていた。

 唯一の新製品となる「GALAXY Note 10.1 LTE」は、10インチサイズのタブレットに専用スタイラスペン「S Pen」の入力機能を追加した製品。米国ではWi-Fiモデルが先行販売されているが、Verizon向けとなる本製品はデータ通信機能を搭載、LTE、W-CDMA、CDMA2000、GSMと4つの通信方式に対応している。内蔵メモリ容量は複数のモデルが投入される予定とのこと。

 また、すでに発売中のスマートフォンではGALAXY Note IIを大々的にアピール。S Penを使った画面操作や入力だけではなく、スクリーンショット撮影や写真の切抜きなどスマートフォンをよりクリエイティブな用途に使う方法を具体的にデモしていた。またリアカバーと一体型のフリップカバーはカラフルな色のものを多数展示。本体カラーはホワイトとブラック2色だが、このフリップカバーでカラーバリエーションを広げることができることも説明されていた。

photophoto LTE版が投入されるGALAXY Note 10.1。Verizonから発売される(写真=左)。ブースには実機が展示されており、LTEネットワークをつかんでいた(写真=右)
photophoto ブース内で最も重点的にアピールされていたのがGALAXY Note II(写真=左)。多数の実機をならべ、ペン操作のデモが行われていた(写真=右)

 このほかには、フラッグシップスマートフォンのGALAXY S IIIを展示。同モデルは米国内5社の通信事業者別にバリエーションモデルが投入されている。ブース内ではSamsung開発のスマートフォン向けアプリの展示も行われていたが、その多くのデモにGALAXY S IIIが利用されていた。海外市場で累計3000万台以上を販売している同製品だが、米国でも認知度は高く、人気製品であることを感じさせられた。

 デジタルカメラに通信機能を搭載した「GALAXY Camera」も展示されていた。米国ではW-CDMA版とLTE版が販売されているとのこと。GALAXY Cameraは2011年に初代モデルを発表した「ノートデバイス」に次ぐ新しいカテゴリーの製品でもある。CES 2013のキーノートやカンファレンスへの登壇はなかったものの、SamsungのMobile Communications部門のPresident and Head、JK Shin氏もブースを訪れ、GALAXY Cameraへの来場者の反応を確かめていた。

photophoto カラフルなフリップカバーも多数用意されている(写真=左)。「GALAXY S III」は5事業者向けの製品を展示(写真=右)
photophoto 「Chat On」など、GALAXY S IIIは同社製アプリのデモにも多く利用されていた(写真=左)。新しいカテゴリの製品となる「GALAXY Camera」(写真=右)
photo モバイル部門のトップであるJK Shin氏も視察に訪れていた

カメラや家電とのシームレスな連携もアピール

 新製品は少なかったものの、Samsungブースではスマートフォンを中心に他の製品との連携を提唱するデモが多数行われていた。CES 2013で発表されたミラーレスカメラ「NX300」をはじめ、カメラコーナーに展示されていた製品はすべてがWi-Fiを搭載した「スマートカメラ」と呼ばれる。カメラとスマートフォン間でのWi-Fiによる写真や動画の転送、スマートフォンのディスプレイをカメラのファインダーにするなど、カメラ単体ではなく両者を連携させたデモが多く行われていた。この連携機能では、今年発売のスマートカメラからさらに強化され、Wi-Fiへのワンタッチアクセスやカメラ内の画像の一括転送機能が追加されている。

photophoto CES 2013で発表されたNX300。スマートフォンとの連携もアピール(写真=左)。コンパクトデジカメにもWi-Fiが搭載されている(写真=右)

 一方、「Smart Home Experience」のコーナーには通信機能を搭載した白物家電が展示されていた。AllShare機能によるスマートTVとスマートフォン、タブレットでのコンテンツのシェアは、モバイル端末側の性能が上がったために快適な操作が可能になったという。またスマートフォンのディスプレイサイズが大型化したことにより、手元でテレビ画面を見る際も、より迫力ある映像を体験できるとのこと。

 洗濯機やオーブン、冷蔵庫などにも通信機能が搭載され、Wi-Fiによりスマートフォンとの連携も可能になっている。例えば洗濯機なら朝に洗濯物をセットし、外出先から洗濯を開始することで帰宅時間に合わせて洗濯が終わるようにセットできる。オーブンはスマートフォンでレシピを確認、材料さえ用意すればスマートフォンから調理開始ボタンを押すだけで、調理時間や温度設定も自動で行える。そして冷蔵庫は表のドアに設置されたディスプレイを使ってGoogleカレンダーの表示も可能。最新のモデルはEvernote機能も搭載し、スマートフォンやPCとデータを共有できる。

 スマートフォンと家電との連携は、従来であれば有線LANを使うか、Wi-Fiを使うとしても外出先から家庭内への接続が2G/3G接続のため実用性に難点があるものだった。だがLTE時代となりスマートフォンから高速なデータ通信環境が快適に利用可能になったことから、今後は利用者の拡大が期待できる。ブース説明員によると、この「スマートホーム」の実用性が高まったことから、SamsungはこれらWi-Fi搭載の「スマート家電」を2013年からより強化していくとのことである。

photophoto 「Smart Home Experience」コーナー。白物家電が展示されているが、アプリケーションアイコン(写真=左)。AllShareによるスマートTVとスマートフォンのコンテンツ共有(写真=右)
photophoto スマートフォンと連携可能な洗濯機。洗濯開始や進捗状況をモニタリングできる(写真=左)。冷蔵庫は大型ディスプレイを備えブラウジングも可能。最新製品はEvernoteにも対応している(写真=右)

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