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初のTizenスマートフォン「Samsung Z」、第3四半期にロシアで発売へ

» 2014年06月02日 18時30分 公開
[ITmedia]

 韓国Samsung Electronicsは6月2日、初のTizenスマートフォン「Smasung Z」を発表した。Tizen Projectが3日からサンフランシスコで開催する開発者会議「Tizen Developer Conference(TDC)」で披露する計画だ。

 tizen 1 Samsung Z。色はブラックとゴールドの2色

 Samsung Zは「Samsungの最新のハイエンド端末の品質と技術をTizenのプラットフォームに最適化したもの」という。Tizenの優れたメモリ管理性能により、起動も迅速でマルチタスクも可能、3Dグラフィックスにも対応し、Webブラウジングのレンダリングも滑らかだとしている。

 プロセッサは2.3GHzクアッドコアで指紋認証機能も搭載するが、ディスプレイは4.8インチ(1280×720)、メインカメラは800万画素とスペック的にはハイエンドとは言い切れない。

 心拍センサーを搭載し、GALAXY S5でお馴染みの健康管理ツール「S Health」がプリインストールされている。Bluetoothもサポートするので、Tizen搭載スマートウォッチ「Gear」とも連係しそうだ。

 まずはロシアで第3四半期(7〜9月)に発売し、販売地域を拡大していくとしている。発売までにTizenのアプリストア「Tizen Store」にサードパーティー製を含む幾つかのアプリがそろう模様だ。

 tizen 2
「Samsung Z」の主な仕様
機種名 Samsung Z
OS Tizen 2.2.1
ディスプレイ 4.8インチ HD Super AMOLED(1280×720)
CPU 2.3GHzクアッドコア)
RAM 2Gバイト
ストレージ 16Gバイト
外部メモリ microSD(最大64Gバイト)
メインカメラ 800万画素
インカメラ 210万画素
サイズ 138.2×69.8×8.5ミリ
重さ 136グラム
バッテリー容量 2600mAh
ネットワーク LTE対応

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