普段ドット絵を描いているのでLINEスタンプでも使いたいと探してみたのですが、クリエイターズスタンプがスタートした当初は少なくて。それなら自分で作ろうと思ったのがきっかけです。
作り始めてすぐ、なぜドット絵のスタンプがあまりないのか気付きました。スタンプって多分、感情を表す「表情」がかなり大事になってくるんです。ドット絵はなかなか細かい表情が出しづらいので、どう表現するか結構苦戦しました。結果的に体の動きなどで表す方向にシフトしていきました。
レトロゲームっぽいファンタジー感を意識しつつ、どこまでゲームっぽさから遠ざけられるかも意識しています。これはスタンプ以外でも、ドット絵を作る時はいつも意識していることですね。あとは、かわいさ、ユルさ、ウザさ。ノートにペンでネタやデザインを書いて、Photoshopでドット絵に起こしています。
実際に販売してみて、絵として完成度高く成立させることと、使いやすいスタンプを仕上げることは、やり方や作り方が違うことが分かりました。ただかっこいい、かわいいだけではだめで、共感できる間があるものが使いやすいのかな、と思います。今後こういうことも意識していきたいですね。
たった1コマの小さい絵にストーリーの断片を感じてもらう――漫画のコマを切り売りしているようですよね。自分の描いたものがユーザーさんのストーリーそのものになれるところにロマンを感じます。切手のようなコレクション要素があるところも素敵だなと思います。
第2弾「わかったプラナリア」は、ドット絵ではないイラストで作ってみました。「わかった」「うん」「ほんとそれ」などプラナリアがひたすら同意しています。
「しゃっ」てやつは、本当に無意味なスタンプなんですが、無意味なだけにいつでも使えて気に入っています。「OK」みたいな意味でも使えるし、突然「しゃっ」て言ってもいい感じです。重宝してます。シールにもしました。
とりあえずよく分かんない時はこのスタンプを押しまくってればなんとかなると思います。都合が悪いことを言われたら、「消去しました」を使ってくださいね。
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