台湾HTCのレイモンド・パオ氏は、PSVRのデザインを「気に入った」という。強力なゲームスタジオがコンテンツ開発に参加するなど、エコシステムが確立していることも評価した。
他社の取り組みがあったからこそ、今のVR市場の盛り上がりが生まれたという認識は、3人で一致した。
「Oculusだけでは、市場の盛り上がりは一過性になってたのでは。PSVRやHTC viveが出てきて、VRデバイスが進化していくと信じられる流れを作って行けたのは、本当にありがたいと思っている」(Oculusの池田氏)。
昨年の東京ゲームショウでは「Oculus Rift」や「Gear VR」「PSVR」が展示され、VR市場の盛り上がりを演出した。「テレビなどメディアが取材に来てくれ、業界全体で訴求力を上げることができた。1社ではここまで盛り上がらない」(ソニーの吉田氏)。
3社あることで、“VR酔い”などVRをめぐる課題にも共同で取り組めると、HTCのパオ氏は言う。「健全な競争が新しい技術には必要だ」(HTCのパオ氏)。
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