米Evernoteは12月14日(現地時間)、2017年1月23日付で「プライバシーポリシー」を改定すると発表した。
この改定で、Evernoteの一部の従業員(エンジニア)がユーザーのデータを閲覧できるようになる。その目的は、機械学習技術が意図した通りにユーザー体験向上に役立っているかどうかを人間が確認するためとしている。
Evernoteでは、ユーザーにとって最も関連性の高いコンテンツや機能を提示するために機械学習技術を採用しているが、人間による目視確認も必要な場合があると同社は説明する。
ユーザーコンテンツを閲覧するエンジニアは身元調査を行って厳選し、プライバシーに関する教育訓練を十分に施し、最低でも年に1度、セキュリティ・プライバシー研修を受けさせる。
エンジニアにコンテンツを見られたくないユーザーはオプトアウトできる(その場合、機械学習による最適化機能は享受できなくなる)。オプトアウトするには、「個人設定」の「ユーザ体験を向上させるために、自分のデータを Evernote が使用することを許可します。」という文章のチェックを外す。
また、特定の見られたくないファイルだけ暗号化することもできる。暗号化した場合、そのファイルは第三者には読めなくなる。
Evernote Businessのユーザーの場合は、管理者がコンソールで機械学習機能をオプトアウトできる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR