米Facebookは7月27日(現地時間)、「Facebook Messenger」で提供するbotのためのプラットフォーム「Messenger Platform」をバージョン2.1にアップデートしたと発表した。
このアップデートで、2015年に買収したAI企業Wit.aiのNLP(自然言語処理)技術を採用。潜在顧客のテキストメッセージに含まれるキーワードを認知し、従来より適切な受け答えができるようになる。まずは、「hello」「bye」「thaks」などの挨拶(英語のみ)、日時、場所、金額、電話番号、メールアドレス、URLを認知するようになった。
また、Facebookページで採用している複数のアプリを連動させる「Handover」プロトコルも追加した。例えば最初はbotでユーザーに対応し、必要に応じて人によるサービスに切りけるといったことができるようになる。
Facebookページに追加するボタンも増えた。新たに「Shop Now」「Get Support」「Get Updates」「Play Now」「Get Started」が追加できる。(本稿執筆現在、筆者のFacebookページではまだ表示されないので日本語でのボタン名は不明。)
米国では、Messenger内での商品購入の決済方法をシームレスにする新しいSDKも追加された。
Facebookは26日の業績発表で、1カ月当たりにFacebook Messenger上でやり取りされるメッセージは約20億件だと発表した。
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