「クルマは持ちたい?」「自動運転でどんな街になる?」「自分で運転する喜びは?」──来場者の回答から、来場者が考える「クルマの未来」を直径20メートルの半球ドームに映し出すブース「THE FUTURE」が、東京モーターショー2017に展示されている。
展示するのは、東京モーターショーを主催する一般社団法人日本自動車工業会。ブースに入場する前に、東京モーターショー公式アプリから6つの質問に答えることで、自分が選ぶ“未来”と自分専用の自動車がスマホ上に表示される。読み込み用のQRコードを受付に渡すと、後で投影するスクリーンに自分の選んだ結果が反映されるという仕組みだ。
映される未来は「DRIVE」「SHARE」「UNIVERSAL」「MOVE」「PRIVATE」「SOCIAL GOOD」の6種類。いずれも半球ドームを生かした没入型の映像で、それぞれのクルマの未来を視聴できる。
例えば、記者が選んだ「SHARE」の未来では、スマホで配車して外出先から家まで自動運転、降ろした後ほかの人が配車したため空車のまま次の目的地まで走行、などといった内容で、自動運転車のシェアリングが都市の利便性を高めている様子を眺めることができる。
また、来場者がどの未来を選んだのかをリアルタイムで集計し、割合を算出してスクリーン上に表示している。25日午後4時時点では、回答数が1622で、割合はDRIVEが38.2%、SHAREが続いて28.1%、UNIVERSALが13.5%、MOVEが10.9%、PRIVATEが7.2%、SOCIAL GOODが2.0%だった。
「東京モーターショーという場で来場者のみなさんと共に行う壮大な実験」だという本展示。自分が選ぶクルマの未来がどのようなものか、皆が選ぶ未来がどのようなものか。来場した際には、その目で確かめてみてはいかがだろうか。
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