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» 2019年02月21日 20時00分 公開

写真で見る「はやぶさ2」の旅路 (1/3)

地球から約3億キロの彼方にある小惑星「リュウグウ」に、探査機「はやぶさ2」が2月22日朝、タッチダウン(最初の着陸)を行う予定だ。2014年12月の打ち上げから約4年間にわたる旅路を、はやぶさ2が撮影した写真とともに振り返る。

[ITmedia]

 地球から約3億キロの彼方にある小惑星「リュウグウ」に、探査機「はやぶさ2」が2月22日朝、タッチダウン(最初の着陸)を行う予定だ。岩塊との接触を避けるため、半径3メートルほどの平らな場所を狙う「ピンポイント・タッチダウン」に挑む。重大な局面を迎えたはやぶさ2だが、その道のりは長かった。2014年12月の打ち上げから約4年間にわたる旅路を、はやぶさ2が撮影した写真とともに振り返る。

photo 高度約6キロから撮影したリュウグウ。18年7月20日午後4時ごろ、はやぶさ2が搭載したカメラ「ONC-T」で撮影(C)JAXA,東京大,高知大,立教大,名古屋大,千葉工大,明治大,会津大,産総研

「それでは地球の皆さん、行って参ります」

 旅の始まりは14年12月3日。はやぶさ2は、H-IIAロケット26号機で種子島宇宙センターから打ち上げられた。初期運転の段階でイオンエンジンのトラブルに見舞われた初代「はやぶさ」に対し、はやぶさ2はトラブルもなく順調だった。翌15年3月2日、初期機能確認を終え、小惑星に向けた航行段階(巡航フェーズ)に移行し、航海が始まった。

photo 14年12月5日、はやぶさ2が搭載カメラで撮影した画像。サンプラーホーンの先端が見える=JAXA提供

 同年12月3日には、地球の引力を利用して軌道を制御する「スイングバイ」を実施し、リュウグウを目指してかじを切った。同日夜には地球に最接近し、ハワイ諸島付近の太平洋上空約3090キロを通過した。

 スイングバイ終了後、搭載する光学航法カメラ(ONC-T)で地球の画像も撮影。JAXAが「それでは地球の皆さん、行って参ります」というメッセージとともに画像を公開した。

photo 15年12月4日に撮影した地球の画像。画像右上にオーストラリア大陸、右下に南極大陸が見えている=JAXA提供
photo 15年11月26日に撮影した月と地球=JAXA提供
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