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» 2019年06月21日 18時04分 公開

荻窪圭のデジカメレビュープラス:段違いの高画質、仕事に使える360度カメラ「THETA Z1」 (1/4)

ワンショット360度カメラの代名詞、リコーの「THETA」(シータ)にとうとう高画質モデルが登場した。どのくらい高画質になったのか。実際に試していこう。

[荻窪圭,ITmedia]
「RICOH THETA Z1」。従来のTHETAを踏襲したスティック型のデザイン。ボディはマグネシウムになりレンズも大きくなった。公式オンラインストア価格は12万6900円(税込)

 ワンショット360度カメラの代名詞ともなっているリコーの「THETA」(シータ)シリーズ。これにとうとう高画質モデルが登場したのである。素晴らしい。

 ちょっと画素数が増えたとか、ちょっと高感度になったとか、そんな小さな変化ではないのだ。イメージセンサーが1/2.3型から1型にぐがっとデカくなったのである。

 面積的にはおよそ4倍。簡単にいえば、普及型の2〜3万円で買えるデジカメのセンサーから、高級コンパクトの6〜10万円クラスのセンサーに進化したと思えばいい。

 だから「THETA V」の後継機ではなく上位モデルなのだ。

 それでいて、ちょっとデカくはなったけど、縦長のスリムなスタイルはそのままで、THETAでは初めて表示パネルが付いたのでぐっと使いやすくなった。

 どのくらい高画質になったのか。気になるのはそこだよねってことで、そこからいく。

段違いの高画質化を実現した高画質THETA誕生

 THETAは、ボディの前後に魚眼レンズが付いたカメラを持つ全天球カメラ。1回の撮影で前後それぞれのカメラが「半球」分のデータを撮影し、カメラ内で合成して「前後上下左右すべて」のデータを1枚の画像に記録するという製品だ。

 撮影した画像はこんな感じ。正距円筒図法(エクイレクタングラー)で球面を平面に変換したもの。

上下が横に引き伸ばされているが、地球儀を世界地図に変換したようなものと思えばいい。この中に360度分のデータが収まっている

 この画像をどうやって楽しむか。まずあまり馴染みがない人でも分かるように紹介したい。

 これを専用のアプリや対応するサイトを経由して、自分がその空間にいるような感じ(つまりはVRだ)で好きな方向をぐるぐる回しながら見ることができる。

 カメラの全方向を一瞬で閉じ込められるので、どんな場所でどんな状況で何を記録したかが完全に把握できるのだ。新しい写真として楽しいし、その瞬間の記録としても、場所の紹介用としても非常に優れている。「THETA360.com」にアップロードすると、ぐるぐまわしたり拡大縮小したりして楽しめる。

 また、全天球データを元に一枚画を作り出して楽しむこともできる。撮った後で画角や構図を決められる、って思ってもいい。

 以下の3枚はTHETA Z1で撮影した後、同社のスマートフォン用アプリ「THETA+」で作り出した画像だ。

ポイントとなるところだけをほどよく拡大して写真に
いわゆる「リトルプラネット」。小さな惑星を上空から撮ったような絵だ
歪みを補正して切り出した写真

 THETA Z1の場合は専用アプリを使って、長辺1770ピクセルの画像を出力してくれる。

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