調査会社Canalysは8月26日、2019年第2四半期(4〜6月期)の世界でのスマートスピーカーおよびスマートディスプレイのメーカー別出荷に関する調査結果を発表した。前年同期に1位だった米Googleは3位に転落し、「Echo」シリーズの米Amazon.comに首位を譲った。2位は中国Baiduだった。
市場全体は、前年同期比55.4%増の2610万台。Baiduは、2017年11月発表のスマートスピーカーで市場参入し、製品を販売するのは中国市場だけであるにもかかわらず、3700%増という桁違いの成長で、ランク外から2位に躍り出た。
4位は中国Alibaba、5位は中国Xiaomiで、ランク内の中国企業の総出荷台数は1260万台で、世界全体の約48%を占める。
Baiduはこの2月、399元(約6000円)のスマートディスプレイ「Xiaodu Smart Display 1S」を発売した。同社のスマート製品には独自OS「DuerOS」が搭載されている。
Googleの出荷台数は19.8%減の430万台。「Googleがスマートディスプレイへの移行と並行してスマート製品のブランドを「Nest」に移行していることが、特に「Nest Hub」をグローバル展開している中、課題であることが判明した。同社は、スマートスピーカーシリーズの刷新と、米国外でのNestブランドの確立を緊急に必要としている」とCanalysは分析する。Googleは今秋に「Google Home Mini」の新モデルを発表するとうわさされている。
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