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» 2019年10月02日 07時00分 公開

マスクド・アナライズのAIベンチャー場外乱闘!:仕事がときめくAIの魔法 〜ますくどめそっど〜 (1/5)

AIをめぐる日本企業の現状を解説するマスクド・アナライズさんの連載。今回は「仕事がときめくAIの魔法」について解説します。

[マスクド・アナライズ,ITmedia]

 皆さんは仕事でときめいてますか?

 仕事にはときめきが必要です。そこで多くの会社は、AIの魔法でときめこうとしています。しかし、プレスリリースや記者発表で世間をにぎわせるのは心ときめく成功事例ばかりではありません。「業務改革を信じて導入した人工知能が、偉いおじさんの口出しでドツボにハマって誰にも使われないなんて」と、落胆している人もいるでしょう。

 ではAI導入の成功と失敗を分ける要因は何でしょう? それは「ときめくか、ときめかないか」です。ときめくAI導入とは何か。それを一緒に学んでいきましょう。

 AI導入でよく挙げられる課題解決は、人間が行う作業の自動化です。人手不足を反映して、少ない人数で多くの仕事をこなすため、AIによる代替が求められています。よく話題に挙がる「単純作業をAIが行って、創造的な作業を人間が担う」が目標です。

 しかし、人間が行う作業の単純な置き換えは、ときめくAI導入なのでしょうか。AI導入前に「ときめくか、ときめかないか」を判断することが大事なのです。

連載:マスクド・アナライズのAIベンチャー場外乱闘!

マスク

自称“AI(人工知能)ベンチャーで働きながら、情報発信するマスクマン”こと、マスクド・アナライズさんが、AIをめぐる現状について、たっぷりの愛情とちょっぴり刺激的な毒を織り交ぜてお伝えします。お問い合わせのメールは info@maskedanl.com まで。Twitter:@maskedanl

(編集:ITmedia村上)


ときめくAI導入における「お片付け」

 一見すると人間が行う作業は、AIでも簡単に再現できると思われがちです。しかし、簡単な作業をAIに実行させるために作業全体の流れを洗い出し、データを準備して、判断基準を学習させるのは容易ではありません。人間にとっての単純作業が、AIにとっては難しく手間がかかるものだと後から気付いても遅いのです。

 単純作業や事務手続きを全て自動化できるとは限りませんし、求められる精度、開発費用、維持コストなどを人間の場合と正確に比較するのも大変です。だからこそAI導入においては、ワークフローの見直しという「お片付け」が必要になります。

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