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仕事がときめくAIの魔法 〜ますくどめそっど〜マスクド・アナライズのAIベンチャー場外乱闘!(5/5 ページ)

» 2019年10月02日 07時00分 公開
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まとめ:「ときめくAI」「ときめかない人間」

 AI導入活用の目的は利益創出であり、ワークフローの見直しが大事です。「AIで業務改善したい」と思ったときには、その業務はときめくかときめかないかを人間が判断して、実行しなければなりません。

 少しでも「ときめかない」と思ったら、AI導入以前にやるべきことがあります。「AIを導入したい」ではなく「なぜAIを導入するか」「AIでなければ問題解決できないか」「AI以外でより最適な方法はないか」をまず考えるのです。

 問題解決の壁となる反対派の抵抗や感情論に目を背けて、「AIなら何とかできる」と思っていませんか? そんなAI導入では全くときめきませんし、AIが人間を説得することもできません。人間が「お片付け」をすることで、初めてAIがときめくのです。

 ワークフローの見直しに伴う現場や上司の説得、他部門との社内調整こそ、AIで代替できず人間にしかできない仕事です。「AIが判断している」といわれて納得する人はいませんが、あなたが説明すれば納得するのが人間というものです。

 こうした苦労を乗り越えて、ときめくAI導入が成功したら、人間はAIに仕事を奪われるのでしょうか?

 私はそうは思いません。過去のやり方に固執して利益を創出できない「ときめかない人材」が、AI導入の前に会社から「お片付け」されるでしょう。

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