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Alphabet傘下のWing、米国初の商用ドローン配送を開始

» 2019年10月21日 07時06分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Alphabet傘下でGoogle系列のドローン企業Wingは10月18日(現地時間)、商用ドローン配送サービスを米バージニア州の町、クリスチャンズバーグで開始したと発表した。米国初の商用ドローンサービスになると謳う。

 wing 1 米国では初というWingのドローン配送サービス

 Wingは4月、米運輸省連邦航空局(FAA)からAir Carrier Certification(航空運送業者としての認可)を取得した。このライセンスでは、複数のパイロット(リモートコントロールする操縦者)が複数のドローンを使って一般顧客向けに商業配送を行うことを許可するものだ。

 Wingはクリスチャンバーグで、輸送サービスのFedEx Express、薬局チェーン大手Walgreens、地元の小売業者Sugar Magnoliaの荷物をドローンで配送する。ユーザーは、FedExの定期配送をドローンで受け取る選択が可能で、WalgreensとSugar Magnoliaの荷物は、ユーザーが注文してから数分後に配達されるという。

 ドローンは配達した荷物を顧客の家の庭あるいは私道の指定した場所にワイヤーで降ろし、戻っていく。

 wing 2 荷物を受け取る

 クリスチャンズバーグとその周辺在住の人は、専用ページから利用を申し込める。

 Wingは、オーストラリアのキャンベルフィンランドのヴオサーリで、既にサービスを提供している。


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