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Outlook.comがPWAに 次期「Microsoft Edge」でもインストール可能に

» 2019年11月28日 09時17分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米MicrosoftがWebメール「Outlook.com」をPWA(Progressive Web Apps)に対応させた。米The Vergeなどが11月26日(現地時間)に報じた。筆者の環境でもChromeブラウザからPWAとしてインストールできた(方法は後述)。

 PWAは、米Googleが中心となって取り組んでいる、Webアプリの進化系のようなもの。Googleの説明では、「ウェブとアプリの両方の利点を兼ね備えたアプリです。ブラウザのタブで表示してすぐに利用することができ、インストールの必要はありません」となっている。Webアプリをモバイルアプリのようにデスクトップにインストールでき、オフライン動作やプッシュ通知などを含むアプリの操作を、Webブラウザを開かずに行える。

 Microsoftは昨年2月、将来の「Windows 10」のアップデートでWebブラウザ「Edge」でPWAを使えるようにするという計画を発表している。

 Outlook.comをPWAとしてインストールするには、Chromeなどの対応するWebブラウザでOutlook.comを開いてサインインし、画面右上の縦の[・・・]をクリックして表示されるメニューで『「Outlook」をインストール』をクリックし、「インストール」をクリックするだけ。

 pwa 1 「Outlook」をインストールを選択
 pwa 2 「アプリをインストールしますか?」

 これでデスクトップにOutlookのショートカットが追加される。これをタスクバーに追加しておけば、通常のアプリと同様に1クリックで開ける。

 pwa 3 ショートカットとタスクバーに追加したOutlookのPWA

 現在の公式バージョンのEdgeは、Outlook.comのPWAとしてのインストールに対応していないが、来年1月15日リリース予定のChromium対応Edgeでは対応する見込みだ。

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