ITmedia NEWS >
連載
» 2019年12月20日 13時09分 公開

荻窪圭のデジカメレビュープラス:できのいいミラーレス一眼入門機、ニコン「Z 50」 Zマウント採用で将来のステップアップも (1/4)

ニコンのミラーレス一眼といえば、フルサイズセンサーの「Z 6」と「Z 7」だが、同じZマウントを使ったエントリーモデルが登場した。軽量でコンパクトな「Z 50」だ。

[荻窪圭,ITmedia]
Zシリーズのエントリーモデル「Z 50」。軽量でコンパクトなミラーレス一眼だ

 ニコンのミラーレス一眼といえば、フルサイズセンサーの「Z 6」と「Z 7」。1型センサーの「Nikon 1」は既に生産が終わっているので、この2機種のみだったが、そこにエントリーモデルが加わったのである。

 その名も「Z 50」。もちろんZ 6/7と同じZマウント。

 一番違うのは、センサーが35mm判フルサイズではなく、APS-Cサイズであるということ。

 考えてみたら、ソニーはフルサイズの「α7/9」とAPS-Cサイズの「α6xxx」でマウントは同じだけどカメラのデザインコンセプトが違う。キヤノンはフルサイズの「EOS R」とAPS-Cサイズの「EOS M」でマウント自体が違う。

 ニコンはフルサイズのZ 6/7と同じデザインコンセプトのAPS-C機を出してきたわけである。同じシリーズ感があって、いいトコロをついてきたなぁ、と思うですよ。

 それでいて一回り小さくて軽い。

 バッテリーと記録メディアを含む質量もZ 6が約675グラムに対してZ 50は450グラムと大幅に軽量化されているのだ。

Z 6/7と大きく違うのは

 というわけで、見た目はもう誰が見てもちょっと小さなZシリーズだとすぐ分かるぴょこんとファインダー部が飛び出たデザインがいい。我が輩はカメラである、ってのを主張してる。

Nikon Z50。しっかりしたグリップにぴょこんと飛び出たファインダー部というデザインを継承した

 しかも新しく開発されたDXレンズ(つまりAPS-Cサイズセンサー専用レンズ)は薄さ軽さを重視した沈胴式なので収納時はグリップ部からあまりはみ出さず、とてもコンパクトなのである。

標準ズームレンズ「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」は沈胴式ですごく薄く収まる。バッグにも入れやすい

 イメージセンサーはAPS-Cサイズで画素数は2088万画素とイマドキのAPS-Cサイズ機としては控えめだが2000万画素あれば困らないでしょう。

 Zマウントが大きいため、センサーがすごく小さく見えるのがまた味わい深い。

正面から。大きなマウントに小さなセンサーって感じだ

 で、Z 6/7と違うのは、ボディ内手ブレ補正を持たないこと。コストやサイズ(手ブレ補正機構を入れると大きくなるからね)で割愛されたのだろうけど、残念すぎる。

 もちろん新しく開発された2本のズームレンズは手ブレ補正を持っているけど。

 ではまず作例を。

いつものガスタンク。青がすごくきれいだし明暗がしっかりしてるし露出も完璧。これは良い(16-50mm 16mm 1/500秒 F8 ISO100)

 写りも悪くない。

 このレンズ、軽くて薄くて広角系なので自撮りにも良い。

 Z 6/7と違うところその3はモニターが自撮りに対応したこと。下にも180度回転するのだ。

背面モニターはチルト式。下に180度回せば自撮りにも対応する。もちろん瞳AF対応

 見ての通り、もちろん瞳AFにも対応している。

撮影場所の光の具合がいまいちではあったが、ニコンらしいナチュラルな肌色がいい(16-50mm 16mm 1/250秒 F5 ISO200)

 ついでに、自撮りではなく普通に撮ったものも。

半逆光だが露出はきちんと合っていて、色もしっかり(16-50mm 35mm 1/250秒 F5.6 ISO100)

 Z 6/7と違うところその3は記録メディア。XQDではなくSDカードを採用した。

 つまり、薄くて軽くて安くて自撮り対応でメディアもSDカード、というバリバリのエントリーモデルなのだ。

       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.