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できのいいミラーレス一眼入門機、ニコン「Z 50」 Zマウント採用で将来のステップアップも荻窪圭のデジカメレビュープラス(3/4 ページ)

» 2019年12月20日 13時09分 公開
[荻窪圭ITmedia]

画質は最高に気持ちいい

 ではちょいといろいろ撮ってみよう。

 とりあえず料理から。+0.7の補正をかけて撮ってるわけだが、実に色も階調もよくて美味しそうな感じで腹減った。

日当たりのよいレストランで。きつね色も後ろにぼけて見える人参の赤も実に良い色を出している(16-50mm 28mm 1/60秒 F4.5 ISO200)

 センサーサイズは違ってもZ 6/7ゆずりの高画質は健在だ。

 ISO感度はISO100からISO204800まで。かなり高感度に強い仕様になっている。ISO6400でもかなりきれいで使える。ISO12800もかなりイケるけど、ISO25600まで上げるとノイズは少ないけれどもディテールが甘くなっていく。だから絵画っぽくはなるけど、積極的に感度を上げちゃってもいい気はする。

ISO12800で撮った夜景。拡大するとディテールはちょっと不自然だが、色はしっかり乗っていて夜の鮮やかさが出てる(16-50mm 16mm 1/40秒 F3.5 ISO12800)

 AFは像面位相差センサーを内蔵しているのでけっこう速い。

 ピンポイントAFからゾーン、オートエリアAFまでAFエリアを選べる。オートエリアAF時に被写体をタップするかOKを押すと自動追尾になる。

オートエリアAF時に被写体をタッチするとこの枠が出て追いかけてくれる

 これを使い、電車を連写してみた。

 レンズは、沈胴式広角ズームレンズと一緒に登場した50-250mmの沈胴式望遠ズームレンズ。望遠側がかなり強い。

本体と同時に発売される50-250mm F4.5-6.3。当然手ブレ補正内蔵。これも沈胴式だ

 連写は高速連写で約11コマ/秒。この辺の性能は高い。

こちらへ向かってくる電車を連写してみた
きっちり追従している(50-250mm 250mm 1/400秒 F6.3 ISO160)

 軽くて扱いやすい望遠ズームなので重宝しそうだ。

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