と、基本性能はかなり高くて動作も軽快なので、エントリー向けだからと侮ってはいけないのだ。
ピクチャーコントロールも要注目。スタンダードやビビッドなどのピクチャーコントロールに加えて20種類の「Creative Picture Control」が用意されている。ドリームとかモーニングとかドラマとかデニムとかいろいろ名前が付いているけど、分かりやすくカッコいいのは「グラファイト」。
他にもシチュエーションに応じてって感じ。
クオリティを追求するなら、手ブレ補正は効かなくなるけど、Zマウントのフルサイズセンサー用レンズを使うといい。
今回は50mm F1.8をつけてみた。ほどよい中望遠のレンズになる。これを付けるとまた写りがワンランク上がるのだ。
タッチパネルの使い方とか、USB端子がUSB Type-CじゃなくてmicroUSBであるところとか、細かい不満点はあるけど、構えてファインダーを覗いたときのしっくり感とか、基本的な操作系の使いやすさとか、写りの気持ち良さとか、そういうカメラの基本がしっかりしてて、なおかつ携帯性が高くて日常的に使えるミラーレス一眼である。しかも価格的にもお手頃。これは良い。
それに、冒頭で書いたように上位のZ 6/7とマウントもデザインや操作系のテイストが同じで、同じZシリーズとして連続性を感じるのも良い。
将来のステップアップも見越したミラーレス一眼入門機としては出色のできではあるまいか。
【訂正:2019年12月20日19時51分更新 ※記事タイトルを修正しました】
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