と、基本性能はかなり高くて動作も軽快なので、エントリー向けだからと侮ってはいけないのだ。
ピクチャーコントロールも要注目。スタンダードやビビッドなどのピクチャーコントロールに加えて20種類の「Creative Picture Control」が用意されている。ドリームとかモーニングとかドラマとかデニムとかいろいろ名前が付いているけど、分かりやすくカッコいいのは「グラファイト」。
他にもシチュエーションに応じてって感じ。
グラファイトでちょっとプラスの補正をかけて撮影したライオンの横顔(昔の馬用の水飲み場。当時は口から水が出ていた)。グラファイトで撮るとカッコいい(16-50mm 50mm 1/80秒 F6.3 +0.7 ISO140)クオリティを追求するなら、手ブレ補正は効かなくなるけど、Zマウントのフルサイズセンサー用レンズを使うといい。
今回は50mm F1.8をつけてみた。ほどよい中望遠のレンズになる。これを付けるとまた写りがワンランク上がるのだ。
タッチパネルの使い方とか、USB端子がUSB Type-CじゃなくてmicroUSBであるところとか、細かい不満点はあるけど、構えてファインダーを覗いたときのしっくり感とか、基本的な操作系の使いやすさとか、写りの気持ち良さとか、そういうカメラの基本がしっかりしてて、なおかつ携帯性が高くて日常的に使えるミラーレス一眼である。しかも価格的にもお手頃。これは良い。
それに、冒頭で書いたように上位のZ 6/7とマウントもデザインや操作系のテイストが同じで、同じZシリーズとして連続性を感じるのも良い。
将来のステップアップも見越したミラーレス一眼入門機としては出色のできではあるまいか。
【訂正:2019年12月20日19時51分更新 ※記事タイトルを修正しました】
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