MVNOのLINEモバイルは2月10日、料金プランを19日に刷新すると発表した。音声通話とデータ通信に対応したSIMを、500MB/月額1100円、3GB/月額1480円、6GB/月額2200円、12GB/月額3200円で提供する(全て税別、以下同)。データ通信のみのSIMは、いずれも500円引きとなる。価格面での競争力を高め、若年層を中心に顧客を獲得する狙い。
各プランともに「LINE」の通信量はカウントしない。「Twitter」「Facebook」の通信量をカウントしない「SNSデータフリー」は月額280円、これらと「Instagram」「LINEミュージック」が使い放題になる「SNS音楽データフリー」は月額480円のオプションとして用意する。
同社は従来、LINEのみデータフリーになるプラン、主要SNSも対象になるプラン、さらにLINE ミュージックも含めるプランを提供してきた。LINEのみがデータフリーとなるプランでは、データ容量の上限を月間1GBに抑えていた。主要SNSやLINEミュージックが使い放題になるプランは、データ容量の上限を3GB、5GB、7GB、10GBの4段階としていた。
LINEモバイルの今村隼人副社長は、料金プラン刷新の意図について「顧客によって(SNSの)データフリー機能を使わない人がいるため、基本料金を抑えた」と説明。「10GBのデータでも容量を使い切る人が増えていた一方、ネットをほぼ使わない人もいるため、データ容量のラインアップも変更した」と語った。
今村副社長は、新料金プランについて「固定回線や複数回線を含めた割引ではなく、期間限定でもない。圧倒的に安く、シンプルで分かりやすい料金プランだ」と強調し、大手キャリアとの差別化をアピールした。
料金プランの刷新に合わせ、新規契約者のデータフリーオプションを2カ月間無料とするキャンペーンや、新規契約者の端末代金を最大1万円値引くキャンペーンも行う。
LINEモバイル公式サイトで心理テストを行い、答えをTwitterにシェアすると最大19万円分のAmazonギフト券が当たる企画も実施する。他のキャリアのユーザーも参加できるもので、今村副社長は「LINEモバイルを知っていただくきっかけにしたい」と狙いを語った。
MVNOを試したいユーザーや訪日観光客向けのプリペイドSIMを、東京オリンピック・パラリンピックの開催までにリリースする計画もあるという。
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