米Slack Technologiesは4月1日(現地時間)、企業向けコラボレーションツール「Slack」から米Microsoftの競合サービス「Microsoft Teams」のビデオ会議に参加するためのアプリ「Microsoft Teams Calls」をβ版で公開した。スチュワート・バターフィールドCEOが3月26日に予告していたものだ。
Slack内から直接Teamsの会議に参加できるわけではない。このアプリをデフォルトの通話プロバイダーに設定すると、SlackからMicrosoft Teamsのビデオ会議を開始したり、開催中のビデオ会議に参加したりできるが、teams.microsoft.comが開くか、既にインストールしてある場合はTeamsアプリが開く。
既に連携しているOutlookあるいはGoogleのカレンダーからMicrosoft Teamsの会議に参加する機能もある。
Slackは同日、Microsoft Teamsだけでなく、Zoom Phone、Cisco Jabber、RingCentral、DialpadとのVoIP通話も統合したと発表した。これにより、これらのVoIP通話サービスのユーザーは、Slack内で直接電話番号を呼び出せる。
Slackによると、新型コロナウイルス感染症がパンデミックと認定された3月の1カ月で、Slack通話とZoom、BlueJeans、Cisco Webex MeetingsなどのSlackアプリの利用率はほぼ350%増加したという。
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