米Microsoft傘下のSkypeは4月3日(現地時間)、Microsoftアカウントもアプリのダウンロードも不要の無料Web会議サービス「Meet Now」機能を利用可能にした。数クリックで無料のWeb会議を開始できる。
Webページの「無料の会議を作成」ボタンをクリックするとWeb会議用の一意のURLが表示されるので、それをメールなどで送ることで参加者を募れる。Microsoftによると「あらゆる機能を自由に利用でき」、「会議リンクの有効期限はなく、いつでも使うことができ」るという。なお、SkypeのWebクライアントをサポートするWebブラウザは、Microsoft EdgeとGoogleのChromeのみだ(Firefoxで試してみたところ、「ブラウザーがサポートされていません」と表示された)。
Skypeでは2015年からゲストはアカウントなしで参加できるが、主催者はアカウントが必要だった。「Meet Now」で会議を開始しようとすると、主催者もログインせずに会議室を開ける。
サポートページによると、Skype同士の音声通話、ビデオ通話、ファイル転送、インスタントメッセージ(IM)の会話はすべて暗号化されているとあるが、Zoom同様にエンドツーエンドの暗号化はされていない。
新型コロナウイルスのパンデミックで自宅に留まる人が増加する中、ZoomやMicrosoftの「Teams」、Skypeなどのオンライン会議サービスのユーザーが急増している。Zoomは操作が簡単なこともあり、ユーザーが激増したが、複数のセキュリティ問題が浮上し、対応に追われている。
MicrosoftのTeamsは現在のところビジネスユーザー向けだが、今秋には一般ユーザーへの提供が開始される見込みだ。企業向けSkypeは来年7月に終了になり、Teamsに完全に移行することになっている。一般向けSkypeについては、今のところ特に発表はない。
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