さらに、ITベンダーとSIerの2つの顔を持つNTTデータは、政府共通プラットフォームの上で稼働する業務用アプリをアグリゲーション(集約・統合)するサービスを20年度中にスタートする計画だ。データ分析、ワークフロー、認証、オフィスツール、さらにはAIなどのシステムを、さまざまな府省が共同利用できるようにする。
政府共通プラットフォームの導入によってインフラを共通化すると、次のステップとして“業務の共通化”のニーズが出てくるとNTTデータはみている。各府省のインフラ上で稼働していたアプリを共通化し、システム間での相互利用を可能にすると、職員の業務効率が大きく向上するためだ。クラウドサービスの提供にとどまらず、こうしたサービスにも進出するのは、SIにも強いNTTデータならではの戦略だといえそうだ。
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