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NTTデータが政府系クラウドに本腰、AWSとの戦い方は? 武器は“マルチクラウド指向”のマネージドサービス(3/3 ページ)

» 2020年05月01日 07時00分 公開
[谷川耕一ITmedia]
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さらなる新施策も予定

 さらに、ITベンダーとSIerの2つの顔を持つNTTデータは、政府共通プラットフォームの上で稼働する業務用アプリをアグリゲーション(集約・統合)するサービスを20年度中にスタートする計画だ。データ分析、ワークフロー、認証、オフィスツール、さらにはAIなどのシステムを、さまざまな府省が共同利用できるようにする。

 政府共通プラットフォームの導入によってインフラを共通化すると、次のステップとして“業務の共通化”のニーズが出てくるとNTTデータはみている。各府省のインフラ上で稼働していたアプリを共通化し、システム間での相互利用を可能にすると、職員の業務効率が大きく向上するためだ。クラウドサービスの提供にとどまらず、こうしたサービスにも進出するのは、SIにも強いNTTデータならではの戦略だといえそうだ。

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