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「大人数Zoom飲み」を仕切るコツは? オンライン幹事、5つの心得(4/4 ページ)

» 2020年05月14日 07時00分 公開
[太田百合子ITmedia]
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心得5:設定や表示方法にも気を配ろう

 最後に幹事として知っておきたい、Zoomの機能についても触れておきたい。ご存じのようにZoomは、URLさえ共有すれば誰でも参加できる。参加者は指定時間にURLへアクセスするだけ。その過程で専用ツールのダウンロードも促されるが、拒否すればブラウザだけでも参加でき、ユーザー登録の必要もない。登録が不要ということはつまり、誰でも参加できるということ。もしURLが漏れてしまったら、知らない人が入ってくる可能性もある。

 そのようなトラブルを防ぐために幹事ができることは3つある。1つはURLが一人歩きするのを防ぐこと。1つは参加時にその人が誰だか分かるように、ちゃんと名前を入力してもらうこと。そしてもう一つは、ミーティングの詳細オプションで「待合室を有効化」しておくことだ(デフォルトではオンになっている)。待合室が有効化されていれば、ホストの許可がない限り宴会には参加できない。誰だか分からない参加者は、入り口で拒否できる。

 宴会が始まったら、画面は「ギャラリービュー」にしておくことをおすすめする。Zoomには今話している人を大映しにする「スピーカービュー」と、参加者をタイル状に表示できるギャラリービューがあり、後者ならPCの場合、全員を見渡せるからだ。誰が会話に参加していて、誰が参加できていないかも分かるので、参加者全員に気を配れる。

 待合室を有効化していると、参加者はホストの許可なく宴会に参加できないので、話に夢中になって遅れてきた人の通知を見落とさないように注意が必要だ。筆者も一度見落としてしまい、友人を待合室で何分も待たせてしまったことがあった。画面の横に参加者一覧とチャットを常に表示しておくようにすれば、待機者もそこに表示されるので分かりやすい。

 こんな風にあれこれ書くと、Zoom宴会は大変そうだなと思われてしまうかもしれないが、それ以上に楽しいのは、リアルもオンラインも同じ。宴会好き、仕切り好きのみなさんにはぜひZoom宴会の幹事にも挑戦してもらいたい。

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