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ダイソン、2キロを切ったコンパクトなコードレス掃除機を発売

» 2020年06月22日 12時45分 公開
[芹澤隆徳ITmedia]

 ダイソンは6月22日、従来機(Dyson V11コードレスクリーナー)と比べて25%の軽量化を果たしたコードレス掃除機「Dyson Digital Slimコードレスクリーナー」を発表した。22日からダイソン直営店、公式オンラインストア、家電量販店などで販売する。直販価格は6万4900円(税込)から。

「Dyson Digital Slimコードレスクリーナー」

 本体重量は1.9kg。軽量化のために基本構造から見直し、例えばサイクロン部は空気を取り込むインレットを渦巻き形状としてコーンの配置も見直した。毎分12万回転するブラシレスモーターは軸をセラミック素材に替えて軽量化と耐久性の両立を図った。「新しいサイクロンも0.3μmまでの微細な粒子を99.97%捕集できる。フィルターの目詰まりを防ぎ、吸引力を落とさない」。

 V11では2つのパーツに分かれていた筐体を1つにまとめ、シーリングやリベットを排除。パイプ部は6.3mm細く、15%短いショートタイプを採用した。床掃除用の「フラフィヘッド」は、家具の下などを掃除しやすくするため幅と高さを抑えている。

床掃除用の「フラフィヘッド」。V11のヘッド(写真左)と比べると大きさの違いが分かる

 他にふとん掃除用のモーター内蔵ヘッドや“すき間ノズル”、車内掃除用のヘッド(ツールと呼ぶ)などをセットにしたパッケージも用意する。バッテリーはエコモードなら最長40分間、中モードで約25分、強モードで5分間の運転が可能。バッテリー交換にも対応した。

発表会ではマスク姿のジェームズ・ダイソン氏がビデオメッセージで登場

 ダイソンの創業者でチーフエンジニアを務めるジェームズ・ダイソン氏によると、開発期間は約2年。その間に2331の試作機を作ったという。「ダイソンのエンジニア達は、優れたバランスの製品を作るために研究開発に取り組んだ。一般的なコードレス掃除機のような妥協はない」。

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