米航空宇宙局(NASA)は7月17日(現地時間)、5月末に国際宇宙ステーション(ISS)とドッキングした米SpaceXの有人宇宙船「Crew Dragon」を、8月1日にISSから離脱させる計画を発表した。計画通りにいけば、地球への帰還は2日になる。
Crew Dragonによる初の有人飛行士輸送になる今回のミッションは、野口聡一氏も参加するミッション「Commercial Crew Program」のための最終テスト「Demo-2」として実施された。無事帰還すれば、この初飛行の安全性データ評価の後、“本番”が実施される見込みだ。
Demo-2でISSに行ったNASAの宇宙飛行士、ボブ・ベンケン氏とダグ・ハーレー氏は約2カ月間、船外活動など様々なミッションをこなした。
SpaceXはこれまで、宇宙船のパラシュートによるランディングのテストを100回以上行っているとしている。
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