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ソニー、会話するときだけ外音を自動取り込みできるヘッドフォン ノイキャン性能も進化

» 2020年08月07日 12時22分 公開
[ITmedia]

 ソニーは8月7日、ノイズキャンセリングやユーザーの声を検知して他人と会話するときだけ外音を取り込む機能を搭載したヘッドフォン「WH-1000XM4」を9月4日に発売すると発表した。価格は4万円前後(税別)。

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photo 「WH-1000XM4」と装着イメージ

 同社のノイズキャンセル機能付きヘッドフォンのフラグシップ機の新モデル。現行モデル「WH-1000XM3」からノイズキャンセリング機能を向上させた。独自開発の「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1」をBluetoothオーディオSoCと連係させ、中高音域の騒音に対するノイズキャンセリング性能を改良。街中やカフェなど人の声が多い環境でも、静かに音楽を聴けるようになるという。

photo 中高音域の騒音に対するノイズキャンセリング性能を改良
photo 人の声が多い場所でも静かに音楽を聴ける

 ヘッドフォンを外さずに会話ができる機能「スピーク・トゥ・チャット」を新たに搭載。機械学習技術を活用してユーザーが発した声をヘッドフォンが認識すると音楽を一時停止し、外音を取り込む設定に変わる。会話を終えた後は、ヘッドフォンのボタン操作か事前に設定した時間が経てば音楽の再生に戻る。

photo ヘッドフォンを外さずに会話ができる機能を搭載

 AIが楽曲の音域などを自動で判別し、楽曲をハイレゾ相当に高解像度化する技術「DSEE Extreme」も採用。ソニーミュージックスタジオ東京(東京都港区)と協力してさまざまなジャンルの楽曲を深層学習したAIが、楽曲のタイプに合わせて高音域の音声を補完する。

 AIがユーザーのよく行く場所に合わせて好みのノイズキャンセリングや外音取り込みモードに切り替える「アダプティブサウンドコントロール」も採用。ユーザーが設定を変更する手間を省き、好みに適したリスニング環境を提供する。

 カラーはプラチナシルバーとブラック。電池持続時間は最大30時間、充電時間は約3時間。

photophoto ケースやUSBケーブルが付属

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