ヤフーは1月14日、オークションアプリ「ヤフオク!」(iOS/Android)で、商品をさまざまな角度で表示する「マルチビュー機能」の提供を始めた。AR技術を活用し、複数の視点から見られる「多視点画像」の生成に掛かる時間を400分の1に短縮した。
ユーザーがアプリの案内に従って撮影した十数枚の商品写真から多視点画像を生成。商品ページ上で表示する。専用のカメラなど特殊な機材を使わなくてもユーザーがマルチビュー用の画像を撮影できるようにした。
ヤフーによると、多視点画像の生成にはこれまで、複数の写真を生成する際にずれが出ないよう、それぞれの画像が撮影された位置を計算する必要があったという。同社は米AppleのARKitや、米GoogleのARCoreなどのAR技術を活用して推定の手間と計算リソースを削減。生成の処理をGPUでも行うことで生成までの時間を400分の1に短縮した。
同社は、マルチビュー機能の提供で「入札検討者が商品理解を深められる」としている。
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