米Appleは1月29日(現地時間)、米WeWorkの共同創業者、アダム・ニューマン氏のドラマシリーズの制作を発表した。カリスマ性を持ちながらも公私混同な経営や薬物使用などで失脚した同氏とWeWorkの「貪欲さに満ちた隆盛と必然的な転落」を描く。
原作は、米Wonderyで公開されたヒットPodcast「WeCrashed: The Rise and Fall of WeWork」。ドラマのタイトルも「WeCrashed」だ。
アダム・ニューマン氏役は「ダラス・バイヤーズクラブ」で米アカデミー助演男優賞を受賞し、「ブレードランナー2049」で盲目の科学者を演じたジャレッド・レトが、ニューマン氏の妻でWeWorkの共同創業者のレベッカ・ニューマン氏役は「プラダを着た悪魔」や「レ・ミゼラブル」(アカデミー賞助演女優賞)で知られるアン・ハサウェイが演じる。
プロデューサーはリー・アイゼンバーグ、監督はジョン・レクアとグレン・フィカーラ。Wonderyも制作に関わる。
WeWorkは2010年創業の、企業やフリーランサーにコワーキングスペースを貸し出すオフィスシェア企業。ソフトバンクGの孫正義社長はニューマン氏を高く評価し、WeWorkに多額を出資した。だが、2019年8月の赤字上場申請後、ニューマン氏の経営に問題があることが明るみに出、同氏は9月に辞任した。孫氏は後にこの投資について「WeWorkで投資の失敗をしたのは公に認めている。私がばかでした。私が失敗しました。私が見損ないました」と語った。
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