吉田氏は「ギルバート」と「ユートピアン」というフォントを紹介。文字のカラーバリエーションが一つの文字の中に用意されていたり、模様化されたカラーのパターンが複数あったりという楽しみ方を紹介。大文字だけのローマン書体であるTRAJANをカラーフォント化したTRAJAN Colorに立体感を与える加工を、フォントを選択するだけで実現している。カラーも2種類用意されている。
では実際にどうやって文字を出して組むのだろうか。イベント開催の時点ではカラーフォントを使った表現が最もよくサポートされているのは「Adobe Illustrator CC 2021」。このアプリケーションを使って吉田氏が文字組みやポスターのデザイン例などをデモンストレーションしてくれた。
Adobe Fontsに収録されているフォント以外にもフリーで楽しめるフォントがある。フォントとは思えないような筆のタッチやグラデーションを駆使したもの、絵文字が進化してイラストレーションや絵画的なタッチを持つもの、文字をレイヤー的に表現されているものなど、とても魅力的なフリーフォントの数々を西塚氏、吉田氏が楽しみながら語っているのが印象的だった。
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