このコロナ禍にあって、メガネ店はその影響が少なかったといわれています。もちろん、ショッピングモールなど施設内の店舗は売り上げが厳しかったのですが、メガネ自体の需要が減ることはなく、ゴーグルやフェイスガードなどの商品展開も可能だったことも大きいようです。
リモートワークの一般化で、眼の疲れを軽減するためのメガネや老眼鏡への関心も高まりました。
スギモトデザインスタジオのブランドであるdesign88が新たに展開する「5G EGIS」(ファイブジー・イージス)は、そういう新しい時代のサングラスといえるのではないかと思います。
ITから文房具まで幅広く活躍するベテランライター、納富廉邦さんが言語化しづらいけど面白いガジェットやサービスを分かりやすく解説していきます。
ポリアミド製のハードデューティーなフロントデザインは、スギモトデザインスタジオが考案、製作し、現在エネアコーポレーションから発売されている「Dr.VIEWドクタービューX-RAY タイプEX《DRV-X88》」をベースにしたもの。
Dr.VIEWは、実際に医療の現場で使われている放射線防護用メガネで、放射線だけでなく、飛沫などに対するゴーグル的な防護機能を持ち、鉛入りのレンズを搭載してもブレず、ズレずに掛けていられる優れものなのです。
その実績を踏まえて、一般用に開発されたのですが、その動機について、スギモトデザインスタジオ代表の杉本早見氏はこう語っています。「医療用に作ってみて、これは普通にカッコいいのではないかと思ったんです。介護の現場からのゴーグルに近いメガネが欲しいという要請もあって、じゃあ作ろうと」
実際、コロナ禍もあって、サングラスやゴーグルの需要は高まっています。そういう状況だからこそ、ゴーグル的な機能も持つサングラスは、確かに求められている製品なのでしょう。しかもプロの現場でも使われているハードな仕様と、その機能に見合うスタイリッシュなデザインを兼ね備えているのです。
ただ、メガネは大体そうなのですが、見たり少し触ったりするくらいでは、そのすごさが分かりにくい製品。そこで杉本氏は、この「5G EGIS」の魅力を、分かりやすく5つのGoodで説明しています(だから5G)。「防護力・良好な視界・度付き対応・ズレない・掛け心地の良さ」の5つです。
防護力は医療の現場で折り紙付きのドクタービューから放射線防護用の機能を抜いただけですから、日常生活には十分すぎるほどのスペックです。
選び抜かれた日本製の3種類のレンズを用意して、画期的な度付き対応システムを搭載。スギモトデザインスタジオの得意技とも言うべき「NQTシステム」による、しっかりと固定されてズレにくいフレーム。さらに、これも医療の現場での長時間の使用に耐える掛け心地の良さ。
これは、新しい時代に対応した新しいタイプのサングラスではないかと思います。
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