ZOZO前社長の前澤友作さんは8月3日、「NFT」(代替不可能なトークン)に特化したブロックチェーン「パレット」を手掛けるHashPort(東京都文京区)に第三者割当増資として約4億8000万円を投資したと発表した。前澤さんと同社は今後、ブロックチェーンを活用した新サービスを提供するとしている。
パレットは2021年3月から試験運用を開始。デジタルアートや音楽などデータの所有権や真贋をブロックチェーン技術で証明できるNFTに特化し、エンタメなどの日本発コンテンツの海外発信力強化を目的に開発したという。発行したNFTを複数のブロックチェーンネットワークに載せる「クロスチェーン」に対応しており、特定のブロックチェーンに依存しない永続性を確保しているという。試験運用では「イーサリアム」「ネオ」「オントロジー」の3つのクロスチェーンに対応済み。
ブロックチェーンのトランザクション(取引記録)を承認するコンセンサスノードには、コインチェックなど暗号資産取引所3社や、東証一部上場企業2社を含む計12社が参画している。
前澤さんは「トークンエコノミーやNFTなど、未来に新たな価値を生み出すブロックチェーンの技術に大きな期待を抱いている。積極的にこの新しい可能性に携わっていきたい」とコメントした。
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